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1_パク・ボンニョ：チェ・ジウ

“頼まれたことは何でもします”
深々とかぶった帽子。灰色のダウンジャケットに大きなドクターズバッグを持って現れた家政婦パク・ボンニョ。ぱっと見れば生ける屍のようで、注意深く見れ ば家政婦というにはなんだかどうも怪しい美貌。僅かでも微笑を浮かべれば美しいだろうが、唇は話すことを禁止されたように閉じられており、目は悲しいほど 冷たくてむなしい。無表情で化粧気もない彼女の顔は、人に宿るであろう感情というものを一切読むことはできない。

2_ウン・サンチョル：イ・ソンジェ

41才、4兄弟姉妹のお父さん。ＪＫ建設部 長3年目。妻を愛していたのかと、呆然としている。初めての子供ハンギョルが生まれた時、適性や夢とは関係なく最初に合格した職場に就職して、固定給を信 仰のように仕えて生きてきた。若くして4兄弟姉妹のママになった妻は子供たちの教育に全てをささげた。そんな妻が死んだ。

3_ウン・ハンギョル：長女／キム・ソヒョン

18才、サンチョルの最初の娘。ママが事故で死んでのち、弟妹を世話しようと努める。おぼつかない手つきでご飯を炊き、クリーニング屋に出さずに手を火傷しながらパパのワイシャツをアイロンがけする。けれど、40日ですぐに限界が来てしまう。

4_ウン・ドゥギョル：長男／チュ・サンウ

勉強？できない。 運動？好きだけど選手になる程じゃない。上手くできるものも無いがしたいのもない。 カッとして感情をむき出しにするのはうまい。けれど・・・ボンニョがやってくるまでは、とりたてて意味がなかった絶対味覚がある。ボンニョにチョロチョロ 付いて回り創作料理を作り始める。

5_ウン・セギョル：次男／ナム・ダルム

国際中学校入試を控えた優等生。 勉強が唯一の趣味だ。 膨大な読書量に豊富な語彙力を自慢する。今机に座っている時間が未来の職業と裕福さを決めると堅く信じる。兄弟中最も明晰な頭脳の所有者。自分の事以外には関心がない冷たい性格。

6_ウン・ヘギョル：次女／カン・ジウ

7才、幼稚園児、サンチョルの四番目の 娘。 好奇心旺盛であどけない。嫌いなミニトマトを食べろと催促するママが嫌いで、ママが死んだら良いと不平を言ったら、ママが本当に死んでしまった。パパを家 族と認定できないという姉さんや兄さんの間で、家族皆で集まって生きたいと願う。